3092レ EF510 鳩原ループ俯瞰

北陸本線


2019/11/23 3092レ EF510 0番台
GFX 50S GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR

 シダの合間を縫うように鉄塔巡視路を登っていくと、鉄塔の袂で大きく視界が開ける。ここがかの有名な鳩原ループ俯瞰だ。
 頂上(正確には頂上ではないが)に着くとそこが立ち位置という単純明快な立地はとても好ましい。尾根に取り付く途中で針穴ほどの視界から抜く...というような俯瞰は場所が分かっていても神経を使うものだから。

 この日は生憎の曇り空だが、朝の貨物の時間帯は編成の後ろが影に隠れてしまう。そして午後の貨物はサイドに光線がない。だから今日みたいな天気がベストだ。
 敦賀近辺であれば寒暖差もそれなりに激しいだろうと考え錦を纏う山々に期待したものの、背景の紅葉はあまりパッとしない。バケペンと違ってこういう時に効くVelviaパワーは使えないが、我が中判デジタルにはPhotoshopがある。
 なんとかなるさと嘯きながら、弧を描きループを駆け上るレッドサンダーをカメラに収めた。

 日本海末期に復活したこの鳩原ループ俯瞰も、近年は木々の成長で再びアングルが侵されつつある。新幹線開業後の北陸本線と並んで未来が見通せない状況だが、末永く我々を楽しませてくれる撮影地であって欲しいと切に願う次第だ。